メンタルヘルスと一口に言ってもそれはいったいどのような病気なのかご存知でしょうか。心の病気とはその人それぞれによって異なりますが、うつ病、統合失調症、摂食障害、PTSDなどが挙げられ、アルコールや薬物依存症などもそれにあたります。
体が病気な場合はどこが原因かを突き止め、それに沿った治療を行っていくものですが、こころの病気については脳が原因として起こりますが、なぜそれによって心の病気になるのか突き止めるのは難しいこともあります。人格が偏っていることで社会生活をうまく送ることができない場合、あるいは人とのコミュニケーションがうまくできずに起こるものなど、これらすべても心の病気と言えます。
また、最近急増しているのが社会不適切症候群です。医師の中には心の病気ではないと主張する人もいますが、場合によっては医療の介入の必要がある場合もあり、基本的に自己肯定感が低かったり大人になっても自立ができてない場合に起こることが多いとされている病気です。
登校拒否症や出社拒否症、引きこもりや五月病など、以前なら気のせいや自身がだらしないからという理由で片づけられていた症状でも、実は深刻な心の病気により起こしている可能性も高いとされています。このように、心の病気といっても症状や状態によっても異なりますので、まずは自身や家族がどういった症状なのか把握し、治療が必要であれば医療機関に通うことが望ましいでしょう。